フィリピンに降り立つと、まず目に飛び込んでくるのは「貧富のボディ格差」だ。貧困層はまるで“歩く骨格標本”、その一方で富裕層は「生きるマシュマロマン」。このコントラスト、もう芸術の域。

だが最近、事態は深刻だ。貧困層までもがぽっちゃり街道を激走中。理由? 経済成長だってさ。前は米しか買えなかったのに、今はスナック菓子も追加できる。やったね、カロリー2倍!

でもここで誤解してはいけない。フィリピン人は決して「食通」ではない。むしろ「栄養? なにそれ? 空腹が満たされればOKでしょ」という潔いスタンス。

というのも、フィリピンの食文化は野菜に対してガチで冷酷。生野菜? 冗談きついわ!唯一の野菜供給源は煮込み料理。でもね、その煮込みからは肉も魚もキレイに姿を消し、皿の上には哀れな野菜だけが残される。誰も手をつけない。完全なる無視。野菜、泣いてる。

さらに、「バランスの取れた食事」なんて概念は絶滅危惧種。肉・米・油・砂糖、それが主役。栄養バランス? そんなことよりフィリピン人は**「口の中がハッピーかどうか」**しか気にしてない。

そんな中、コロナが襲来し、事態は悪化。スーパーに入るのに「ワクチンカード+フェイスシールド」というフル装備が必要で、「買い物=特攻任務」と化した。食材は高騰し、肉も魚も遠い存在に。

じゃあ、なに食べてたのか? 答えはもちろん――

🍚+🍘=最強おかず理論!

そう、スナック菓子で米を食うという禁断のフュージョンが始まったのだ。チップスを米に乗せ、フィリピン名物の甘しょっぱいタレをかけて「いただきます♪」。……って、おい、本当に大丈夫か、その国民の未来。

しかも、チッチョロン(豚皮揚げ)を模したようなそのスタイルが妙に市民権を得ているのが恐ろしい。もはやこれは文化的自爆テロである。

だが、肥満の真の黒幕は食べ物だけじゃない。そう、運動ゼロライフも忘れちゃいけない。

フィリピン人、基本歩くのが嫌い。いや、嫌いじゃない。拒否レベルで歩かない。理由はシンプル、「暑いから」。外に出た瞬間、全身がフライパン。100メートル先の店に行くのにも、迷わず「トライシクル(バイクタクシー)出動!」である。

学校の体育? それ、名前だけ。実態は「扇風機の効いた教室で軽く動く」程度。校庭は都市伝説。まともなスポーツ教育なんて、フィリピンでは一種の神話である。

唯一の例外がバスケ。みんな大好き。でも炎天下はNG。朝か夕方、しかも屋根付き限定。つまり、汗はかきたくないけど運動はしたいというワガママ仕様

そんなわけで、走れない、泳げない、むしろ泳いだら溺れてると誤認されるレベルの人もいる。水泳大会じゃなくて救助訓練かと思ったくらいだ。


総括:フィリピンの肥満は、文化のフルコンボ

・スナックをおかずに米を食う食生活
・全力で野菜を避けるミステリー嗜好
・暑さに全てを委ねた乗り物依存
・「体育? なにそれおいしいの?」という教育スタイル
・バスケ以外の運動=無関心

この全てが合体し、フィリピンのボディは日々まるっと進化中。まさに「カロリーこそが正義!」と叫ぶ国、それがフィリピンなのである。

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