
フィリピンパブで働いてると、ある日突然始まる“贈り物ラッシュ”。
食べ物ならありがたく胃に収めて「ごちそうさま♡」で終了なんですが——問題は、それ以外。
服、カバン、アクセサリー。
この“女子力三銃士”が曲者でして。
服とカバンに関しては、センスが合わなければ即・押し入れ行き。
「これ、誰が着るの⁉」ってレベルの謎アイテムも多く、夜中に見るとホラー。
押し入れの奥で静かに時を待つ、豹柄のタンクトップとドクロバッグ。
でも同伴が入ると――
「この前の服、似合ってたね~♡」
「(やべぇ、あれどこやった…)」
発動する“捜索ミッション”。ダンジョン突入。
コスチュームパーティでも始まるんかってくらいの仮装レベルでお出かけ。
そんな中、心のオアシスが「アクセサリー」
基本、一度身につければ任務完了!
相手も「つけてくれてる~♡」とご満悦。
あとは売ろうが寝かそうが冷凍保存しようが自由!まさに“アクセの自由化宣言”。
ところが、アクセ界のラスボスがいるんです。それが「指輪」
指輪って、既婚者には地雷原アイテム。
つけたら最後、家庭がファイナルファンタジー突入。
なのに、それが18Kとかだった日には――
👩🦰ピーナ名言①:「これはね、*運命のときに売る金(きん)*よ。今じゃない。」
その“運命”、いつ来るんだ。彗星でも落ちてこない限り売らないつもりか。
ネックレスやブレスレットも同じ。金の純度が上がるほど、売らない執念も強化。
24Kともなると、もうそれは“家宝”。
👩🦰ピーナ名言②:「お金は流れる。金は残る。男は去る。」
……名言っぽいけど、ほぼ呪文。
一方、日本男児の気持ちとしては、
「いや、もらったはいいけど、使うのも保管するのも気まずいんだよ!」
でもフィリピーナたちは、もらったアクセを“未来の非常食”としてロックオン。
備えあれば憂いなし。でもその憂い、今来てるよね?って話。
で、極めつけは、あるフィリピーナ奥様の話。
家計は火の車、冷蔵庫は空っぽ、でもアクセサリーは売らない!
借金してでもアクセはキープ。なぜか。
👩🦰ピーナ名言③:「金(きん)は最後の命綱。命綱はそう簡単に切らないの。」
もうここまで来ると、“アクセサリー=精神安定剤”。
ゴールドの重みは、もはや愛とか信頼とかそういう次元を超えている。
そして極めつけの一言がこちら:
👨🦱旦那の名言:「今はまだ、もっとヤバくなる前だから。」
いやいやいや!お米買えないのに⁉ すでにサバイバルステージ入ってるのに⁉
しかも、金相場は今まさに史上最高値。売るなら今でしょ!と日本人なら思うんですが、フィリピーナの脳内にはこう書いてある:
👩🦰ピーナ名言④:「売るのは“未来の私”が決めるの。私はただ…守るだけ。」
……なんか、急に戦う女戦士みたいになってきた。金メッキのバリア張ってるし。
そして我々は思うのです。
財布は空、冷蔵庫は空、でも指には24K。
この矛盾こそが人生。
現金はないけど、金はある。
使わないけど、売らない。
ただ、持ってるだけで安心。
👩🦰ピーナ名言⑤:「アクセはね、愛されてた証拠なの。換金?それは裏切りよ。」


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