無事に知識確認を突破し、「よーし、次はいよいよ実技試験だ!」と鼻息荒めで練習に励んでいた妻。今回はついにその実技試験本番、当日のドキドキわちゃわちゃ模様を実況中継します!
試験当日の朝、まずはお金からスタート
さて、試験場に到着してまず最初にするのは——そう、お金払うことです。
ただし現金をポンと渡すわけじゃなく、「印紙」という、昭和感漂うステッカーみたいなものを購入して、間違えないようにペタリ。これを貼り忘れると試験どころじゃない。始まる前からゲームオーバーです。
印紙を貼り、準備万端で椅子に座って待つ。…が、試験場ってどうしてこう、ただ座って待ってるだけなのに無駄に緊張感が漂うんでしょうね。
シャッターが開いたら、心のシャッターは閉じられた
「ガラガラガラ…」と重厚なシャッターが開いた瞬間、試験官の「始めます!」という声が場内に響き渡る。
これ、まるでラスボス戦のBGMがかかったかのような緊張感。もう心拍数はアスリート級。
まずは視力検査。ここで受験者がズラリと行列を作る。民族大移動かってぐらい。
幸いにも、うちの妻は割と前の方に並べた。これだけで運気使い果たしてないかちょっと不安。
並んでいると、検査官が持ち物チェックにやってくる。印紙が貼ってるか、書類が全部揃ってるか、まるで鬼軍曹のように一人一人チェック。
この段階で「あれ?この紙どこやったっけ…」なんてなると、リアルで冷や汗かくので注意。

ようやく受験番号GET、でもここまでで1時間経過
視力検査が終わったら、書類を提出して受験番号をもらう。番号札を握りしめ、また椅子で待機。
ここまででかれこれ1時間。テーマパークの人気アトラクションかってくらい待ちます。
しばらくすると、検査官が受験番号を呼びはじめる。免許の種類ごとに振り分けられ、妻は「外免切替チーム」に集結。
このチーム、12人しかいません。内訳は中国、中東、東南アジア、米国、日本とインターナショナル。
検査官、まさかの名スピーチ
注意事項の説明が始まるのですが、試験官の言葉がまた印象的。
「皆さんは自国で免許をお持ちなので、運転技術そのものは問題ありません。しかし、日本では日本の法律に従って運転する必要があります」
うん、正論。でも内心ツッコミたくなるのが、日本の一般ドライバーだって交通法規100%守れてるか怪しいという現実。
そんなガチガチな模範運転を外国人に求めるの、なかなかの無理ゲー感。
試験スタート!試験官は鬼畜コースを用意済み
さて、試験開始。次に試験を受ける人は後部座席で待機。通訳同乗もOKなんですが、今回は誰も頼まず。
通訳どころか、心の支えになってくれる人もいないガチンコ勝負。
コースは意外と短め。坂道発進も縦列駐車もナシ。
でも油断大敵。意地悪な罠が仕掛けられていて、左方優先やセンターラインの扱いを知らないと、問答無用で脱落。
事実、試験開始早々、何人かがスタート地点にUターンして戻ってきました。試験官の「はい、帰って」が聞こえてきそう。

そして運命の妻の番
いよいよ妻が出陣。緊張で顔が引きつってるのがわかるけど、練習の成果を信じて見守ります。
まず、車の周りをぐるっと一周チェック。不審物がないか確認。
シート調整をしてミラー合わせ、ベルト締めて…ここまでは完璧!減点ポイントなし!
スタートの合図。ウィンカー出して発進、右左折もスムーズ、順調そのもの。
が!運命の分かれ道が待っていました。
交差点、右から左折車がやってくる。しかし相手側のセンターラインは実線。
つまり、こちらが止まらないとダメな場所。
妻、止まらず直進。
試験官、無言で終了フラグ点灯。
やってしまいました…。
試験終了、そして衝撃の合格率
帰ってきた妻、顔色真っ青。「あそこが…ダメだった…」と肩を落とす。
しばらくして、検査官が戻ってきて合格発表。
なんと12人中、受かったのは東南アジア男性ただ一人!残り11人全員脱落。
おまけに近くのアメリカ人女性は「これで4回目だけどまた落ちた…」と放心状態。
まさに外免切替チャレンジ、鬼仕様。
次回、逆襲の妻!?
落ち込んでる暇はない!次回予約はなんとまた2ヶ月後…。
友人に教習をお願いしようと思ったけど、今回は専門の教習所に通うことに決定!
さあ、次回は最終章、妻はリベンジを果たせるのか!?
お楽しみに!


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