フィリピーナの爪切り愛は、もはや文化を超えた「神器」といっても過言ではないでしょう。なんなら、彼女たちにとって爪切りはお守りやラッキーチャーム的な存在なのかもしれません。例えば、フィリピンに行くと、まるでアクセサリー感覚で爪切りをキーにぶら下げている光景に遭遇します。それが車のキーであれ、バイクのキーであれ、爪切りがそこにあるのです。「車を守る魔除け」的なニュアンスがあるのでしょうか? それとも、ただ単に「忘れない場所に置きたい」という実用性から来ているのでしょうか?

デート中、フィリピーナがいきなり爪切りを取り出すことはないでしょうが、仲が深まるにつれ「爪チェック」が厳しくなってきます。付き合い始めた頃は「ロマンティックな笑顔」だったのが、結婚すると「鬼教官」のように、「その汚い爪、今すぐ切りなさい!」と叱られることも。彼女たちはいつも爪切りを準備万端にしており、ひとつでは足りず、ふたつ、いや、みっつ持っているのがデフォルト。これ、日本人からすると「どんだけ爪を切るんだ?」と驚くばかりです。

さらに驚くのは、その「爪切り力」がどこで発揮されるかです。道端、公園、ショッピングモール、バス停――場所など気にせず、「あ、爪が伸びてきた!」と思った瞬間に爪を切り始めます。それも大真面目な顔で!日本人にとっては「家でやるもの」ですが、フィリピーナにとって爪切りは「どこでもできる自己管理の一環」。初めて見るとカルチャーショックを受けること間違いなしです。

もっとおもしろいのは、使用人として雇われているドライバーが、雇い主の車に自分の爪切りを常備しているという事実。「え、自分の爪切りが他人の車に置いてある…?しかもそれが普通なの?」と、日本人はパニック状態になるかもしれません。でもフィリピンでは、それすら当たり前なのです。爪切りがそこにあることが問題ではなく、むしろ「爪切りがないと困るでしょ?」というスタンス。

そしてフィリピンパブで働くアルバイトピーナたちも、爪切り所持率はほぼ100%。これがもしアンケート調査なら「フィリピン国民必需品ランキング」1位に爪切りが躍り出ることでしょう。複数個持っている理由を聞くと、「日本の爪切りは切れ味が良いけど、フィリピンの爪切りも捨てられない」というノスタルジックな感情が混ざった答えが返ってきます。

結論:フィリピーナの爪切り愛は深く、実用性を超えた感情的な繋がりを持っているのです。もしかすると彼女たちにとって、爪切りは「小さな生活の哲学」なのかもしれませんね!


人気ブログランキング
人気ブログランキングにほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット