フィリピンあるある

フィリピンに一度行くとまた行きたいと思う方が多いですよね。これは男女関係なくフィリピンに惹かれる不思議な魔力によるものです。しかし、文化の違いだけでなく、フィリピン人独特の習性で日本では考えられない体験をすることがあります。こういったフィリピンに関する誰もが経験する不思議な体験を深堀します。

この記事は、管理人がフィリピンとかかわって20年以上の体験をもとにしています。実際にフィリピンに家も持っており日本とフィリピンを行き来しています。多少誇張した部分もあることと、7,000以上の島からなるフィリピンでは地域ごとの文化の違いもあるで、これは違うという方もいると思いますが、そこはご容赦ください。

欲しいものがある?ならば、買うしかないじゃない!たとえ今、財布の中に鳴くのはコオロギだけでも――。彼女たちは「欲しい」という気持ちに素直すぎるプロフェッショナル。そこに、“もうすぐ臨時収入が入るかも”なんて話を聞こうものなら、妄想エンジンがフルスロットルで暴走開始!

もはやそれは“まだ見ぬお金”じゃなくて、“すでにそこにあるお金”。取らぬ狸どころか、その狸、もう焼いて皿に乗ってます。下手したらタレまでかかってる。

日本人なら「入金されてから考えようかな」と慎重モードに入るところ。でも、フィリピーナは違います。彼女たちは「きっと来る、絶対来る、臨時収入」と心に決めた瞬間からネットショップの旅に出ます。お気に入りに入る商品たちは、もはや“未来の我が家の住人”。

そしてそのお金の入金が予定よりちょっとでも遅れると、もう大変!

「なんでまだなの!?いつ!?え、来週!?長すぎでしょ!」
と、不機嫌モード全開。スマホを睨みながら、振り込み予定日を詰問する姿は、まるで恋人の返信を待つ女子高生。

こちらとしては、「その前に普段のコーヒー3杯分、やめてみない?」なんて思わず言いたくなるわけですが、そこは言わぬが吉。下手に突っ込むと、「人生は楽しむものよ!」とキラキラ返しが飛んできます。

で、そんな“お金の夢物語”が最高潮に達するのが、そう、確定申告のシーズン

日本ではサラリーマンならほとんどが年末調整で完結しますが、フィリピーナたちは違います。たとえアルバイトでも、還付申請という名の“お宝探し”に燃えるのです。

中には「えっ、そんなに引かれてたの!?」ってくらい税金が戻ってくる人もいて、**還付金50万円ゲット!**なんてツワモノも。そりゃあ、還付金という名の“神のお金”を当てにしないはずがない!

そんなこんなで、確定申告の時期になると、彼女たちはもう首がキリン化。銀行アプリを1日3回はチェック、心はすでに還付金で買った新しいバッグと靴にワープ中。

「お金は天下の回りもの」
いやいや、フィリピーナにかかれば、“回る前に使い道が決まるもの”なんです!

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前回のあらすじ:従妹の紹介で、高額バイト「クラークの電話オペレーター」の面接に向かうことになった我が妻(Asawa)。日給4,000ペソという輝かしい条件の裏に、一体何が隠されているのか

 

面接当日。「場所が分からないから一緒に行こう」と従妹を巻き込み、いざ出発。すると、あっさり到着。拍子抜けするほど分かりやすい立地に、広い駐車場。外観はまるでハイテク企業のような小洒落たビル。え?本当に怪しい仕事なの?

 

入り口をくぐると、フィリピン人スタッフが満面の笑みで「ウェルカーム!」と歓迎。人懐っこい雰囲気に、ちょっと安心する妻。しかし、警戒心を捨てたら負けだ。

 

通された事務所で面接開始。まずは日本語能力チェック。日常会話なら余裕のAsawa、「問題なし!」と即採用決定。しかも「今すぐ働ける?」と、まるでファストフード店のバイト採用並みのスピード感。何かがおかしい。

 

「えっと…仕事の内容って?」

 

説明を受けると、

 

・日本人から電話がかかってくるので対応する

・マニュアル完備!しかもローマ字表記の日本語だから簡単♪

・内容はPCの不具合を解決するカスタマーサービス

 

ここまで聞くと「なるほど、普通のコールセンターかな?」と思うが、話はここから急展開する。

 

「大事なのは、日本人を専用ページに誘導して料金を支払わせることだよ!」

 

え?

 

PCの不具合を解決するには、サービス料を払わないとダメって伝えてね!」

 

おいおいおい。

 

しかも、休憩時間に話したフィリピン人従業員によると、「簡単だよ!片言の日本語でもクレジットカード決済に持ち込めるから!」と笑顔でアドバイス。何の疑いもなく詐欺マニュアルを語る姿に、妻の警戒レベルは急上昇。

 

しかし、ここからが本番だった。

 

休憩後、さらにヤバい話が飛び出す。

 

・相手のほとんどは高齢者!強気に出ろ!

・クレジットカードの入力でモタついたら「すぐに入力しないとPCが使えなくなりますよ!」と脅せ!

・ここはフィリピンだけど、国を聞かれたら「ヨーロッパ」と答えろ!

・実際、ヨーロッパからフィリピンに電話が転送されている!

 

詐欺確定演出入りました。

 

さらに、「この会社の社長はドイツ人。フィリピンとドイツを行き来してて、同じビジネスを展開中!」と。

 

いや、もうアウトだろ。

 

妻は「ちょっと考えます」と言い残し、全速力で帰宅。

 

話を聞いた私は即座に「やめろ、それ詐欺だ」と全力でストップ。

 

当時(7年前)は「海外発の詐欺」なんてニュースになることも少なかったが、私は何となく知っていた。そして驚いたのは「こういうのって中国人の犯罪組織がやってると思ってたけど、ドイツ人が黒幕!?」という事実。

 

今もよく見る、「ウィルス感染!」と大音量で警告してくるアレ。あの仕組みを直接やってる現場に、妻は足を踏み入れていたのだ。

 

これ、初心者や高齢者なら確実にビビる。そして、詐欺師の話術にかかれば…。

 

フィリピン人、結構な割合で騙すのが上手い。片言でも日本語が話せれば、日本人を騙すのなんて余裕。気をつけるべし。

 

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これまた一つ詐欺のニオイガが首を揺らす事件です。特に、匿名で流動的に動く犯罪グループ「トクリュウ」による活動が盛んな現代。その内実は地上波のドラマよりもよっぽど不気味で、一般の人にはとても見抜くことができません。しかし、数年前にルフィ―一味の事件がありましたが、これはそれより前の話。まさかの人伝いでその実態に迫ることになるとは。詐欺ドラマに出てきそうな状況ですが、これは実話です。

 

この詐欺ネットワークの大先輩ともいえる集団が、ずっと以前からフィリピンに存在していたことを知っている人はあまりいません。それもそのはず、先にこちらの世界に情報が入るのは深く関わった人だけ。そしてその人たちは、正当な仕事をしているつもりなのです。

 

この事の発端は、asawaの従妹からもたらされたスカウト仕事募集。

 

ateなら日本語できるし、クラークで大企業の電話オペレーターの仕事あるよ。仕事は簡単なんだ。日当4000ペソだって。」

 

なんとなく不安はあれど、クラーク内の正規企業が募集しているなら大丈夫だろうというわけです。

 

とはいえ、仕事内容が少し不安だったので従妹に仕事の内容をもっと探ってもらうことにしました。

 

後日、従妹から流れてきた情報は、「仕事場は大きな企業のオフィス。社員もたくさんいて、ごくごく普通に出社して普通に帰ってくる」というもの。

 

これを聞いて、とりあえず面接に挑むことに。このときのasawaの気持ちを代表するとすれば、「日本語出来る私の勝」でしょうか。

 

さて、仕事の実態は一体…。面接の様子は次回に続く!

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